こんにちは、miya(@skincare_lab)です。
みなさんは肌の老化は「乾燥」「酸化」「糖化」「光老化」「菲薄化」の5つが関係していると言われていることを知っていますか?
きっと言葉自体は聞いたことがあっても、きちんと理解している人は少ないと思います。
またどれも言葉だけ聞くと難しく、イメージしにくいように思います。
そこで今回は、最もイメージしにくいであろう肌の「糖化」について詳しく紹介していきたいと思います。
*「酸化」についてはこちらの記事を参考にしてください。
*「光老化」についての記事はこちらを参考にしてください。
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糖化とは?
「糖化」とは、食事によって取り込まれた糖のうちエネルギー源として代謝されなかった糖が、体内のタンパク質と結びつき「糖化タンパク質」が生成されます。
これが体温によって熱せられるとAGEs(最終糖化産物)と言うものに変化することを言います。
AGEsは最終産物であるため一度AGEsになってしまうと元に戻ることはなく、どんどん蓄積されてしまいます。
肌の糖化とは?
「AGEs」は、タンパク質本来の働きを失ったり、組織を硬くしてしまうという性質があります。
さらに一度作られてしまうと分解されにくく、肌のターンオーバーを鈍くしてしまいます。
これにより、シミの原因となってしまうのです。
AGEsの影響を最も受けやすいタンパク質がコラーゲンであり、これが糖化してしまうと組織が硬くなってしまい、肌のハリが失われて、たるみとなってしまいます。
また、AGEsは褐色なものであるため、肌に溜まると透明感が失われ、くすみとなってしまいます。
糖化の原因は?
本来、糖質はエネルギー源として大切なものであり、糖化はゆっくりと進行する自然な老化現象の1つです。
しかし、体内に糖質が溜まりすぎる状態が長く続いてしまうと、糖化はどんどん進んでしまいます。
糖化を加速させる主な原因として高血糖状態が続くこと、摂取するAGEsが多いことが挙げられます。
高血糖状態が続く
AGEは血糖値と大きな関係があります。
血糖値は食事によって上昇しますが、食事の量や内容によっては血糖値が大幅に上昇したまま、なかなか下がらないことがあります。
この状態が続くことは、体内に糖質が多い状態が続いているとと同じであり、糖化を進めてAGEsを発生させる可能性を高めてしまっていることになるのです。
また血糖値はスナック菓子をつまんだり、ジュースを飲んだりするだけでも上昇してしまいます。
摂取するAGEが多い
AGEは食品そのものにも多く含まれています。
肉類>魚類>野菜類>果物類の順で含まれる量が異なります。
また、調理方法によってもAGEの量は変わってきます。
揚げる>焼く、炒める>蒸す、煮る>生の順で含まれる量が変わります。
さらに注意して欲しいのが、電子レンジによる温め直しです。
電子レンジは高温調理になるので、1回の使用でAGEが増加します。
何度も温め直しをするとそのたびにAGEが増加してしまうのです。
肌の糖化を予防する方法
ベジタブルファースト
糖化を進めないためには、血糖値の上昇を抑える必要があります。
食べる量を減らしたり、おやつを我慢したりするのでもいいのですが、これではストレスが溜まってしまい、長続きしないと思います。
そこで「ベジタブルファースト」という食べる順番を変える方法を紹介したいと思います。
ベジタブルファーストとは野菜から食べ始めることを言います。食物繊維の多い生野菜から食べることで、糖の吸収を遅らせることができます。
糖の吸収が遅くなると血糖値の上昇も緩やかになり、高血糖の時間を短くすることができるのです。
*ベジタブルファーストについて、詳しくはこちらの記事を参考にしてください。
適度な運動
有酸素運動をすることで、体内に溜まった糖を減少させ、血糖値を下げるのに効果があります。
理想としては食後20~30分のウォーキングです。
これ以外にも食器を洗ったり、こまめに片付けたりと少しずつ体を動かすことが大切です。
紫外線対策
肌の糖化は紫外線の影響が大きいと言われています。
糖化を進めないためにも適切な紫外線対策をする必要があります。
*紫外線対策については、こちらの記事を参考にしてください。
→正しい紫外線対策できてる?するとしないで肌は大きく変わる!
抗糖化作用のある食品の摂取
ルイボスティーやカモミールティー、甜茶、どくだみ茶、ごぼう茶、グァバ、生姜、ブルーベリー、アーモンド、柑橘類、食物繊維を多く含む食品などが抗糖化作用があると言われています。
甜茶、どくだみ茶、ごぼう茶、アーモンドはAGEを排出してくれる作用があります。
また、ルイボスティーやカモミールティーはコラーゲンの糖化を防止してくれる作用があります。
まとめ
- 糖化とは、糖と体内のタンパク質と結びつき「糖化タンパク質」となり、これが体温によって熱せられAGEに変化すること。
- 肌の糖化とは、AGEによってタンパク質本来の働きを失ったり、組織を硬くしてしまいシミ、たるみ、くすみとなってしまうこと。
- 糖化の原因は高血糖状態が続くことと、摂取するAGEが多いこと。
- 予防法として、ベジタブルファースト、適度な運動、紫外線対策、抗糖化作用のある食品の摂取などがある。
糖化はまだ聞き慣れない言葉かもしれませんが、体にとっても肌にとっても及ぼす影響は大きいものです。
綺麗でいるためには外側からのケアはもちろんのこと、内側からのケアも大切にしていかないといけないのではないのでしょうか。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました(m–m)
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