こんにちは、miya(@skincare_lab)です。
肌の老化は「乾燥」「酸化」「糖化」「光老化」「菲薄化」の5つが主な原因と言われています。
言葉自体は聞いたことがあるけれど、何のことなのかさっぱりわからないと言う人もきっと多いはずです。
*「乾燥」については、こちらの記事を参考にしてください。
→肌老化の原因は紫外線の他にもあった!乾燥が肌老化に繋がる?
*「糖化」については、こちらの記事を参考にしてください。
*「光老化」については、こちらの記事をを参考にしてください。
*「菲薄化」については、こちらの記事を参考にしてください。
そこで今回は肌の「酸化」について、原因や予防法を詳しく紹介していきたいと思います。
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肌の酸化とは
体や肌の酸化の原因となるのは、過剰な「活性酸素」です。
活性酸素とは、呼吸によって得た酸素を体内で利用し、代謝が行われる過程で自然に発生するものです。
適度な量であれば免疫機能の一部としてウイルスや細菌などの外部刺激などを除去してくれる働きがあります。
しかし、もともと毒性の強い活性酸素は過剰に発生すると、体内の細胞を酸化させることで老化や様々な病気を引き起こす原因となってしまうのです。
代謝以外に活性酸素を過剰発生させる原因として、
- 紫外線
- 大気汚染
- 電磁波
- たばこ
- 激しいスポーツ
- ストレス
- 加工食品
- 食品添加物
・・・などが挙げられます。
酸化による症状とメカニズム
体(肌)が酸化すると、老化、シミ、そばかす、シワ、たるみ、乾燥、動脈硬化、糖尿病、癌、老人性痴呆などの原因になると言われています。
少し難しくなってしまいますが、酸化のメカニズムについても見ていきましょう。
肌を酸化させるメカニズム
体は細胞の集まりであり、肌も同じ細胞の集まりです。
その細胞を覆っている細胞膜は、酸化しやすい不飽和脂肪酸でできています。
細胞膜が活性酸素にさらされると、有毒な過酸化脂質という物質に変化します。
これが溜まっていくと細胞膜が破壊され、細胞は正常に働けなくなってしまうのです。
それにより、細胞が栄養と老廃物を運搬する力を弱めてしまったり、コラーゲンやエラスチンなどのタンパク質を作る力を弱めてしまったり、これらのタンパク質自体を変性してしまったり、破壊してしまったりするのです。
肌の酸化を予防する方法
人にはもともと「抗酸化力」と言うものが備わっています。
その働きをする物質が「スカベンジャー」という活性酸素と結びついて無毒化してくれる酵素・栄養素です。
体内でスカベンジャーを作る力は、30代~40代をピークに徐々に低下してしまいます。
そのため、気づいたときから活性酸素を増やす原因を減らし、抗酸化力を高める食事や生活習慣を行っていく必要があります。
紫外線対策
肌の酸化を防ぐ最も大切なことは紫外線対策と言われています。
*紫外線による肌への影響、紫外線対策、日焼け止めの選び方、日焼け後のスキンケアなどについては、以下の記事で詳しく紹介しています。
抗酸化力のある食品の摂取
体外から取り入れられるスカベンジャーとしては、ビタミンC、ビタミンE、ビタミンA、ビタミンB群、カロテノイド、ポリフェノールなどが有名です。
*詳しくはこちらの記事を参考にしてください。
食物繊維の摂取
腸内環境を整えることは、活性酸素を発生させないことに繋がります。
水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の両方を積極的にと摂取するようにしましょう。
ストレス解消
ストレスなく、楽しく過ごすことは免疫力のアップに繋がり、抗酸化力も高まります。
ストレスを全てなくすことは難しいですが、睡眠不足を解消したり、楽しく過ごせる趣味を作るなどしてストレスを減らせるように努力してみましょう。
適度な運動
酸化を避けるためには、抗酸化酵素を増やす有酸素運動がおすすめです。負担になりすぎず、気持ち良いと感じる程度の運動を習慣化することが大切です。
ただし、過剰な運動や激しいスポーツは、活性酸素を過剰発生させてしまうため注意が必要です。
まとめ
- 肌の酸化とは、毒性の強い活性酸素が過剰に発生し、体内の細胞を酸化させてしまうことで、細胞が正常に働けなくなってしまうことで起こるもの。
- 活性酸素とは、呼吸によって得た酸素を体内で利用し、代謝が行われる過程で自然に発生するもの。
- 代謝以外で活性酸素が増える原因としては、紫外線、大気汚染、電磁波、たばこ、激しいスポーツ、ストレス、加工食品、食品添加物などがある。
- 肌の酸化を防ぐ最も大切なことは紫外線対策である。
いかがでしたでしょうか?
老化の原因となる肌の酸化について知り、活性酸素を増やす原因を減らし、抗酸化力を高める生活をしていきましょう。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました(m–m)
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