「ピーリング」って言葉は聞いたことがあるけれど、どういうものかわからないし、どんな効果があるのか、自分でもできるのか疑問に思っている人も多いはずです。
今回はそんな「ピーリング」について紹介していきたいと思います。
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ピーリングとは?
ピーリングとは、ターンオーバーの低下によって肌表面に溜まってしまった古い角質を剥がし、表皮のターンオーバーを正常に整える効果があります。そのため美しい肌を保つためには効果的なスキンケアと言えるでしょう。
ピーリングには、クリニックで行えるケミカルピーリング(メディカルピーリング)と、自分でできるピーリングの2つの方法があります。
ケミカルピーリングの効果
ケミカルピーリングとは、肌表面に酸性の薬剤を塗って角質層を溶かし、新しい細胞の再生を促していく治療法です。
ケミカルピーリングはクリニックやエステなどで行われています。
ケミカルピーリングは医療行為であり、エステでは薬剤の濃度に制限があるため、肌表面の状態を整えたり、肌に透明感を持たせたりする目的で行われます。
目的に合わせてクリニックやエステを使い分けても良いでしょう。
以下では、クリニックでのケミカルピーリングのメリット、デメリットを紹介していきます。
メリット
クリニックでは高濃度の薬剤を使い、肌状態や肌悩みに合わせて適正な薬剤濃度や方法でピーリングを行ってくれます。また剥離させる深さも4段階から選択することができます。
小さいシミやニキビ、毛穴の開き、黒ずみ、くすみ、小じわなどに効果があると言われています。
しかし、ニキビ痕やそばかす、肝斑、深いしわなどには効果がないと言われています。
デメリット
使用する薬剤や薬剤の濃度によっては肌に合う、合わないがあります。
多くの場合、ピリピリした刺激を感じたり、肌が赤くなったり、乾燥しやすくなったりすることがありますが、2~3日で治まります。
まれに、水ぶくれやただれ、傷などができてしまうことがあるようです。
また、敏感肌や日焼け直後、脱毛直後、妊娠中などの場合は、ケミカルピーリングを受けられないこともありますので注意してください。
自分でできるピーリングの効果
自分でピーリングを行う場合、ソルトなどの物理的に角質を剥がすものではなく、危険性の少ない酸性の薬剤を使って角質を取り除くものを使用するようにしましょう。
メリット
肌を柔らかくしたり、角栓を取ってくれたりします。
市販品の多くは肌トラブルと起こしにくいようにマイルドに作られているため、シミやニキビの改善には向きません。
デメリット
商品に書かれている使用時間や使用回数を守って使用しないと、ターンオーバーを乱したり、外部の刺激に弱くなったりして肌に大きなダメージを与えてしまうことになります。
ケミカルピーリングと同様にピリピリした刺激を感じたり、肌が赤くなったり、乾燥しやすくなったりすることがあります。
まとめ
- ピーリングとは表皮のターンオーバーを正常に整えるものである。
- ピーーリングにはケミカルピーリング(メディカルピーリング)と、自分でできるピーリングの2種類がある。
- ケミカルピーリングは、小さいシミやニキビ、毛穴の開き、黒ずみ、くすみ、小じわなどに効果がある。
- 自分でできるピーリングは、危険性の少ない酸性の薬剤を使って角質を取り除くものを使用するとよい。
- どちらのピーリングでも実施後はピリピリした刺激を感じたり、肌が赤くなったり、乾燥しやすくなったりすることがある。
ピーリングについて正しく理解し、クリニックでのピーリングと自分でできるピーリングをうまく使い分けて美肌を目指しましょう。
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